家族を介護する時に楽になるポイント
妊活を始める前に介護福祉士として働いていました。そこで家族の介護をする時に楽になるだろうなと感じたポイントをまとめました。
それは、排泄の介助にはゴム手袋を使う、できる範囲で本人の希望をきいてあげる、いすやベッドに移動する時には体を密着させる、中腰にならない、無理をしない、ハプニングが起きた時には深呼吸する、緊急時にする事を紙に書いておく、1人で介護しない、介護させない、プロに頼むです。
順番に詳しく書いていきます。
排泄の介助にはゴム手袋を使う
介護する時の最初のハードルは排泄の介護です。大人の下の介護は心理的な抵抗を感じるものです。しかし、ゴム手袋を使うだけで精神的にぐっと楽になります。
そもそも便や尿は感染源にもなりえます。自分の手にもウイルスや菌がついている可能性はゼロではありません。自分や介護される家族を守るためにもゴム手袋を使うのがおすすめです。
注意点
ゴム手袋をつけていても細かい汚れ全てを遮断するのは難しいです。介護の後はきれいに手を洗いましょう。
できる範囲で本人の希望を聞いてあげる
私たちも自分の希望をきいてくれる相手には良くしてあげようって思いますよね。
自分や相手に無理のない範囲でしたいことを叶えてあげましょう。
いすやベッドに移動するときは体を密着させる
体を密着させた方が介護する側もされる側も楽だし、腰痛を防ぐ効果があります。
ポイントはおへその下の丹田という場所を近づけ、そこに重心をおいて移動しましょう。
中腰にならない
おむつ交換や体の向きを変えるとき、つい中腰になって介護してしまいがちです。
しかし、この体勢は腰を痛める原因になってしまいます。
ベット柵が外せるタイプのものは、面倒くさいけど、柵を外して腰をおろしてオムツ交換などを行うのがおすすめです。
無理をしない
大事な家族だからと自分の時間をすべて介護に費やすなど無理をすると、体調をくずしてしまいます。
家族を大切に思うことは素晴らしいですが自分自身も大切にしてあげましょう。
ハプニングが起きた時は深呼吸する
ハプニングとは、倒れた、意識がない、出血した、こけて骨折したなどのことです。
こういった時は、まず自分が落ち着くことが大事です。
深呼吸をして冷静になりましょう。
その後に次に記載する緊急時にすることを書いた紙を見ながら行動しましょう。
緊急時にすることを紙に書いておく
前項目のようなハプニングが起きたような緊急時には、パニックになるものです。
事前にやることを紙にまとめて、すぐに見られる場所に貼るか、すぐき取り出せる場所においておきましょう。
注意点
スマホのメモだけに記録していると、救急車を呼ぶ時に使えなくなるので必ず紙に記入しておきましょう。
1人で介護しない、1人で介護させない
1人で介護することは身体的にも精神的にも負担が大きいです。
複数で介護するか、プロに任せて自分の時間をもちましょう。
また誰か1人に介護させたいる場合、その人がけがや病気で介護できなくなった時に対応できなくなります。
自分のためにも相手のためにも1人で介護しない、1人で介護させないを実行しましょう。
プロに頼む
大事な家族の介護だからこそ余計に体も心も疲弊します。
長い介護生活だから、プロに頼んで自分たちが息抜きする時間を作るのはとても大事です。
家族を大事にすることは素晴らしいけれど、自分たちのことも大事にしてあげてくださいね。
以上が介護職をしていて感じた家族介護のポイントです。
無理せず、できるだけ楽な介護生活を送ってくださいね。