下垂体腺腫闘病記⑦手術当日(手術室~集中治療室へ)
大きな扉を通ると、番号の書かれた手術室がいくつもありました。
3年前にできた病棟だから手術室も、とってもきれいでSF映画の宇宙船の中にいるみたいだなって想像していた手術室と違ってちょっと驚いた( ̄▽ ̄;)
3番の扉の中に入ると看護婦さんが6、7人いて名前の確認、体調確認などされました。
髪が長いからヘアゴムでまとめないといけなかったみたいだけど、手元になくて輪ゴムで結ばれそうになって焦りました。
その後、奥にある手術室に入って手術台に横になったところで手の甲から全身麻酔の点滴をされた後に意識がぼんやり遠く深い眠りにおちました。
麻酔が効いた後に人工呼吸器(太いチューブ)を喉に通して、膀胱留置カテーテルをつけられました。
手術が何時間もかかるから、血栓ができないように足をもむ機械をつけてくれていたそうです。
こういう心配りは、ありがたい。
意識が戻った時には手術が終わって2時間たってました。
全身麻酔をされるのは初めてだから「麻酔が効かなかたらどうしよう」ってひそかに心配してたけど、熟睡して目が覚めた後のような感覚でした。
その後、集中治療室に移動して旦那さんと父、仕事を終えた母が会いにきてくれました。
頭がまだ、ぼーっとしてたけど、心配かけちゃいけないと思って、しっかり会話したつもりだったけど、頭もぼんやりするし、しんどい。
様子を察したのか、術後すぐ旦那さんも両親も「術後で疲れているだろうから」とその日は帰りました。
後で聞くと「顔が青白くてろう人形みたいだった」「ぼんやりしてた」ということ。
手術中は寝ているだけだけど、脳の手術は体に負担がかかってるんだなって、感じました。