下垂体腺腫闘病記①腫瘍が見つかってから手術を決断するまでの経過
下垂体腺腫が見つかった理由
下垂体腺腫が見つかったのは不妊治療のためのクリニックに行った時の血液検査でした。
プロラクチンという不妊に関係するホルモンが通常値の3倍近く高く出ていました。
再検査をしても数値は変わらず念のためにと紹介された脳外科で下垂体に2ミリの腫瘍が見つかりました。
脳外科の先生は「脳外科の観点からいうと手術をすすめるけど高齢で不妊治療中だから、不妊治療のクリニックの先生とも相談するように」と言われ一旦クリニックに帰って相談しました。
その結果まず内服治療することになりました。
下垂体腺腫の内服薬の副作用
カバサールという薬を1週間に1錠飲むことになりましたが、副作用が出て服薬中止になりました。
ある日、昼寝をして目が覚めると部屋のドアが二重に見えるめまいの症状とドアを開けて隣の部屋のクローゼットをごそごそする幻聴の副作用がおこったのです。
怖かったけど冷静に考えて「ドアにはチェーンをかけていたから泥棒は絶対入れん。めまいがするからどっちにしろ起きれんし寝よう!」ともう1度寝ることにしました。
それから少なくとも40分ほど寝ていたらめまいも幻聴もなくすっきり目覚めることができました。
副作用があったのはその1度きりですが、クリニックで相談したところ薬の副作用があるし手術を受けたほうがいいとのこと、下垂体は繊細な箇所だから出産前後で出血する可能性があるということでした。
下垂体腺腫の手術を受ける事を決断したときに感じたこと
この時感じたのはお医者さんでも専門分野によって知識量が違うということ。
不妊治療の先生は出産の時に出血するという話は聞いたことがない。
脳外科の先生は出血のリスクがある。
どっちが正しいのか分からなくて紹介された脳の専門病棟のある病院の先生に聞いてみたところどっちも間違いじゃないと答えをもらいました。
出産の時に出血する可能性はまれだということ。そしてプロラクチンは妊娠中は高くなるから腫瘍が大きくなる可能性があることや、出産前後に血圧があがったり、出産の時にいきんだりして出血することもあるということ
可能性は低くても脳出血をおこして旦那さんや子供、そして自分自身が悲しい思いをするのはいやなので手術を決断しました。